無借金のための手引き書

任意整理すると会社に影響は出る?

借金の返済が苦しくて任意整理を考えている人の中には、会社に影響が出るのが心配でなかなか任意整理に踏み切れない、という人もいます。
結論から言うと、任意整理によって会社に影響が出ることは一切ありません。
任意整理をせずに借金を放置しておくほうが、会社にバレるおそれは高くなります。

任意整理をしても会社に影響は出ない

任意整理とは、弁護士や司法書士に自分の代理人として会社側と交渉してもらい、利息・遅延損害金のカットや返済期間の延長(60回払い程度)といった条件で和解するという形の債務整理です。
債務整理や借金のことを会社に伝えなければならないケースというのは、任意整理ではなく自己破産を選んだ場合で、自分の仕事が自己破産の就業制限に該当するケースに限られます。
任意整理ではそのように会社へ影響が出るようなことは一切ありませんので、自分から話さない限り会社に任意整理や借金のことがバレる事態にはなりません。
また、万一会社に任意整理のことがバレてしまったとしても、任意整理のみを理由として解雇や左遷はできません。
任意整理は法的に認められた正式な手続きであり、犯罪や悪いことではないので、それを理由として会社から命令を出すことはできないのです。

任意整理せず借金を放置すると会社にバレるおそれがある

借金のことが会社にバレるきっかけとなりがちなのは、むしろ任意整理などの対策を取らずに借金を放置してしまった場合です。
借金を放置すると、まず電話や郵便による督促が来ます。それを無視したまま3カ月程度が過ぎると、今度は「内容証明郵便」で借金の残高を一括返済するように求められます。
それでもなお放置していると、会社側から裁判に訴えられ、最終的に裁判所から支払命令が出されることになります。
支払命令が出ると給料の差し押さえができるようになるので、給料を差し押さえられるという最悪の形で職場の会社に借金のことがバレてしまう結果になるのです。

まとめ

特定の仕事に関する就業制限がある自己破産とは異なり、任意整理は会社にまったく何の影響もなく行うことができる債務整理です。 任意整理をしたからといって会社に借金のことがバレる事態にはなりませんし、バレたとしてもそれを理由として解雇や左遷はできません。 むしろ、任意整理などの対策を取らずに借金を滞納し続けてしまうほうが、給料の差し押さえという形で会社に借金のことがバレる原因となるおそれがあります。