無借金のための手引き書

インフレになると借金が減る?借金は油断せずに返済しよう

2012年から開始された「アベノミクス」と呼ばれる経済政策によって、日本はインフレに向かってきています。

「インフレになると借金の返済は簡単になる」と聞いたことがある人もいるかもしれませんが、それは本当なのでしょうか。

ここでは、インフレと借金の関係について説明し、インフレで借金の返済が本当に楽になるのか、自分たちはどうしていくべきなのかを考えていきます。

インフレと借金の関係とは

インフレになると、お金の流通量が増えて物価が上がり、円の価値が下がります。

例えば、100万円の借金がある人の月収が20万円だった場合、借金は給料の5カ月ぶんです。

一方、インフレが進んで月収が25万円になったとしたら、借金は給料の4カ月分に減ります。

さらにインフレが進んで月収が33万円になったら、借金はほとんど給料3カ月分まで減るのです。

このように、既に借金をしている状態でインフレが進むと、借金は返しやすくなる仕組みになっています。

「インフレになると借金が減る」を実感できるか

現在は2012年より前と比べるとインフレが進んだと言われていますが、自分の収入も上がったな、と実感できている人はどれだけいるでしょうか。

日本経済としてインフレが進んだとしても、個人レベルでインフレの恩恵を受けられている人でなければ、「インフレになって借金返済が楽になった」とはいえないでしょう。

インフレでも借金はしっかり返済しないといけない

たとえ経済がインフレになったとしても、収入が増えていないのであれば、「借金返済は楽になっていくはずだから大丈夫だ」と考えているわけにはいきません。

借金を長い間続けていると利息によって自分の資産が増えなくなってしまうことは事実ですので、会社が決めた最低返済額より多くの金額を返済する「繰り上げ返済」を確実に続けていけるよう、無駄を減らして家計に余裕を作ることが大切です。

まとめ

インフレで円の価値が下がると、給料が上がり、借金を返しやすくなる傾向があります。

しかし、現在のインフレでは、個人レベルでインフレの恩恵を受けて「給料が上がったな」と実感できる人は少ないでしょう。

収入が上がらない以上、支出を減らして借金の繰り上げ返済を行っていくことが重要であることに変わりはありません。